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リピーターのお客様こそ、よくクレームを言う

 

怒りを笑顔に変える!クレーム対応の法則  【 12 】

 

 

皆さんの会社やお店で、毎回文句を言ってくる長年の

取引先や常連のお客様が一人ぐらいはいませんか?

 

「文句ばかり言うなら他の店を使えばいいのに・・」

と思う気持ちは理解できます。だた、これはクレーム

を言うお客様心理を理解できていません。

 

クレームを最も言うお客様は、新規のお客様ではなく、

リピーターのお客様達です。

 

何故ならリピーターのお客様は「次も利用したい!」

「良くなってもらいたい」からクレームを言ってくる

のです。

 

クレームを言われているうちは、「また使いたい」と

思ってくれているので大丈夫なのですが、クレームを

何度言っても改善されない、私の話をアドバイスとし

て受け止めていないと思うと、そのお客様はクレーム

を言わずに黙って去ります。もう現れなくなくなりま

す。

 

「あのクレームばかり言うお客さんがいなくなった良

かった」と思っているのは大きな間違いです。

直接、クレームを言われなくて済むかもしれませんが、

そのお客様は、自分の周りにあなたの会社・お店の悪

口を言いふらしてまわります。

これは、サイレントクレーマー(直接的に物を言わな

いクレーマ―)と言います。

 

こうなると、悪いクチコミを止めるのは難しくなりま

す。最近であれば、SNSで悪口を書かれて拡散されて

しまう可能性も出てくるでしょう。

 

ツイッターで「#(ハッシュタグ)クレーム」で検索

をしてみてください。

会社名だけでなく、店舗の場所や対応者の名前まで公

開されています。

 

知らぬまに自分達の評価やブランドが失墜する恐れが

あるということです。

 

ではどうすれば良いのか?

 

クレームを言われたら、“また使ってもらえるかどう

かの瀬戸際”であると考えてお客様と向き合う必要が

あるということです。

お客様を繋ぎとめる“最後のチャンス”と考えて前向

きにクレーム対応する必要があります。

 

クレームは一見、恐ろしい顔をしているがその中身

は愛で溢れているということです。

 

 

失敗しない!クレーム対応100の法則」より

 

 

怒りを笑いに変えるクレーム・コンサルタント

谷 厚志

 

 

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